スプレッド

売値(bid:ビッド)と買値(ask:アスク)の価格差のことでFX会社に払うコストになります。例えば為替レートが「100.00-100.02」の場合はスプレッドは2銭ということになります。
スプレッドがFX社の利益分となります。

スプレッドが小さいほど、小さな値動きでも利益を得られます。
為替変動による急な値動きにはスプレッドが一時的に開く事もあります。スプレッドが固定制のFX社もあります。

FXでは、この売値(bid:ビッド)と買値(Ask:アスク)を同時に表示する2ウェイプライスを採用しており、OTC(相対取引)特有の価格表示方法です。FXは、他の外貨商品と比較して非常にスプレッドが小さいのが特徴です。

スプレッド

スワップポイント

スワップポイント通貨にはそれぞれ一定の金利が定められています。
ドルにはドルの金利があり、円には円の金利があり、通貨ペアの金利差から生まれるポイントを「スワップポイント」と言います。

金利の高い通貨と金利の低い通貨ペアを売買した場合は日々スワップポイントが発生します。

例えば、豪ドル金利3%・日本0.25%の場合
豪ドル円を買う=3%-0.25%=2.75%の金利を受け取れます。
豪ドル円を売る0.25%-3%=-2.75%の金利を支払います。
FX社の殆どは買った場合のスワップより売った場合のスワップの方が大きいのが一般的です。
<例>買いスワップ+100円、売りスワップ-105円

スワップポイントは米国東部時間17時をまたいでポジションを持っているとスワップが発生します。
月曜から金曜まで毎日スワップが付きます。土日の分は水曜日(日本では木曜日の早朝に)3日分が付与されます。

スワップは金利は各国の政策金利によって変動します。日本は現在円高ですが一般的には金利が上がれば買う人が多くなります。金利が下がれば売る人が多くなります。
その時の政策金利によってスワップの受け取りや支払いは逆転する事もありますので、長期に保有する場合は金利の逆転に注意が必要です。
日本円は今後も長期的に低金利が続くとのみられます。

スワップポイントはFX社によって違います。ポジションを決済して初めてスワップポイントを引き出せるFX社とポジションを保有しながらスワップポイントを引き出せるFX社に分かれています。

レバレッジ

梃子(てこ)のこと。株の信用取引、外国為替保証金などは、この梃子の原理(レバレッジ効果)を使い、少額の投資資金に対し、数倍~数10倍の金額の取引を行なう。
大きなリターンを得る事ができるが、同様に大きな損失を被る可能性もあります。

例えばレバレッジ25倍なら4万円の資金で100万円分の取引が可能です。
レバレッジは金融庁の規制により、2010年8月1日よりレバレッジ50倍まで、2011年の8月1日よりレバレッジ25倍までに規制されます。

レバレッジ

ロスカット

FX取引は大きな利益を生む事もありますが多大な損失が出てしまう事もあります。
「ロスカット」とは、ある一定以上の損失が発生した場合において、保有しているポディションを自動的に決済するルールになります。

仮にロスカットルールが無く、相場が急激に下落した場合、預け入れた資金の何倍もの損失を被る事態になる可能性があります。
「ロスカット」は損失を一定以上に拡大させないルールです。

全てのFX社で「ロスカットルール」は採用されています。

ロスカット

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