イーストコーストプログレッション

「イーストコーストプログレッション」は、続けて負けるときは損害を少なくし、続けて勝つときは、利益の一部を残していく戦法です。

利益を第一目的としたマネーマネジメント法です。

ルールは、勝った時、利益の半分を手元に残し、残り半分を掛け金に上乗せしていく戦法です。

利益を残すことで、負けた時の損失も緩和されます。

連勝時に負けたときも利益が残るので、リスクヘッジになります。

1回目は、1を掛けます。勝てば、1(元手)+1(利益)=トータル2です。

同じ様に2回目も、1を掛けて2連勝すると、最初の1(元手)+2(利益)=3に増えます。

3回目に3をすべて掛けます。

 勝てば勝ち金の半分1.5をプールし、残りの1.5は、掛け金3に加えて4.5にします。

以後、同様に勝ったときには約半分を手元に戻し、残りを掛け金に積み上げていきます。そして、負けるまで同じように掛けていきます。

負けたら、また最初の1から掛けていきます。

以後、同様に繰り返します。

回数 1回目 2回目 3回目 4回目
掛け金 1 1 3 4.5
勝敗
利益 +1 +1 +3 +4.5
総資金 2 3 6 10.5
損益 +1 +2 +5 +9.5
回数 5回目 6回目
掛け金 6.75 10.125
勝敗
利益 +6.75 +10.125
総資金 17.25 27.375
損益 +16.25 +26.375

「イーストコーストプログレッション」の弱点

倍に掛ける時に比べて、連勝時の利益は、プール分が引かれるので増え方が少なくなります。
しかし、逆に言えば連勝時に負けたときも利益が残るので、リスクヘッジになります。

イーストコーストプログレッション

FXへの応用

「イーストコーストプログレッション」は、連敗時に損失を抑え、 勝てば利益を残していく戦法です。連勝が続くほど利益が増します。

  • 通貨ペア=全ての通貨ペアで可能
  • スプレッド=3.0以下推奨

FXでは、1を1万通貨、2を2万通貨・・・・と置き換えてトレードをします。

決済数値は、100pips・75pips・50pips・その他から選択し、OCO決済注文で設定します。
利確と損切りの数値は、1:1に設定します。

FXでは、「イーストコーストプログレッション」のルールをそのまま利用します。
FXで、最低取引単位が1万通貨の場合は、掛け金を4.5万通貨に出来ません。
同じ様に1000通貨の場合も4500通貨は、使えません。

そのため、3連勝以降は、掛け金の半分で、小数点以下は切り捨て(もしくは切り上げ)掛けます。

回数 1回目 2回目 3回目 4回目
掛け金 1 1 3 4
勝敗
利益 +1 +1 +3 +4
総資金 2 3 6 10
損益 +1 +2 +5 +9
回数 5回目 6回目
掛け金 6 9
勝敗
利益 +6 +9
総資金 16 25
損益 +15 +24

<One Point>

・「イーストコーストプログレッション」で、トレードに際するエントリーは、各自の判断です。

エントリーは、各種トレードを組み合わせるなど工夫してお使い下さい。

・買い又は売り、どちらでもトレード可能です。

必ず、エントリー後に利益確定と損切り設定をして下さい。

・負けるまでを1セットと考えます。

そのため、1セットの途中で50pips、100pipsとバラバラに決済数値設定を変えないで下さい。トータルでの損益バランスが崩れます。

1セットに関しても10セットは、同じ数値での決済pipsとして継続される方が、トータルでの損益バランスが良くなります。

・1000通貨も使用出来ます。
その時は、1を1000通貨、2を2000通貨・・・。と置き換えてトレードをします。

・1セットのトレード途中で通貨ペアを変えて問題ありません。

<Check Point>

・毎回の損失は、少なく済みます。

連勝することにより、利益分をプールしますので安心してトレードが出来ます。

・勝ったときにプールする金を変えることも可能です。1割や3割などにしても構いません。

また、連勝したときのプール金をあえて少なくしたり大きくしたりする自分なりの投資法を作ることも出来ます。

・ポイントは何連勝でやめるのかというところです。

永久に勝ち続けることはありませんし、あまり欲張ると負けが続くことになりますので、その辺りの判断が勝負になります。

・トレードや為替相場の波を読み、タイミングを見計らってこのシステムを使うと効果的です。

・確実にルールを覚えた上で、1000通貨やデモトレードなどで有効性を確かめた上で、実際にトレードされることを推奨します。

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