Sniper's 手法

【スキャルピングのメリット】

◆自分の好きな時間に、好きなだけ自由にトレードできる。
◆小さい値幅を狙うために、自分の好きな時間帯だけで取引できる。
◆トレードを持ち越すことによる、不慮の事態によるリスクを避けられる。
◆相場を見ない時はポジションを持たないため、

スイングトレードなどと違って余計な心配をしなくて良い。
(睡眠中にレートを気にしなくて良いため精神衛生上良い)

◆小さい値幅を狙うために、比較的ハイレバレッジでの取引も可能なため資金効率が良い。

◆小さい値幅相場を狙うため、経済状況や個人の相場感に左右されにくい。
◆利益確定、損切りとも小さいため、少額の資金で始めることが可能。
◆資金を回転させることができるため、効率が良い。
◆ロスカットルールをしっかり持つことで、ある程度レバレッジを上げてのトレードも可能。

つまり個人投資家の空いた時間を有効活用できるわけです。
サラリーマンでも限られたわずかの時間内で利益を得ることができます。

利点

◆トレンドに乏しいレンジ相場で利益を上げやすい。
◆短時間決済ゆえには、取引機会が多く加速度的に利益を伸ばすことができる。
◆少しの値動きがあれば良いため、

景気が良い悪いといった市況状況に左右されないが可能。

◆短時間の順張り投資のため、ストレス無くトレードできる。
◆通常損切り幅は数pips~で最大損切り幅は20pips と決められており、1回のトレードでの損失が限定されている。

◆勝率が高いトレードゆえに、ストレスを感じずにトレードできる。
◆自分の都合の良い時間帯に、好きな時間だけトレードできるため

トレード時間を気にする必要が無い。

◆トレードルールが明確なため、誰でもトレードできる。

欠点

◆利食いが常に3~5pipsのため、大きなトレンド相場の波を捕らえられない。
◆極端に狭い(8pips 程度)値動きの時は騙しの売買サインが発生し

小さいロスカットを重ねやすい。

◆3~5pips を狙う戦略のため、重要指標発表前後など、スプレッドが大きく開く状況ではトレードできない。
◆3~5pips を狙う戦略のため、スプレッドが大きいFX 業者では勝率が落ちる。
◆勝つときのpips 数よりも、負ける時のpips 数の方が大きいため

負けが続くと心理的プレッシャーがある。

◆極端に取りやすい相場、極端に取りにくい相場があまり無いため大勝が見込みにくい。

売 買 手 法

【使用するテクニカル指標】

使用するのは2つのテクニカル指標のみで、どちらのテクニカル指標も、「赤」 と 「青」 の2色によって売り買いの判断を行います。
売買ルールは簡単なため、どなたでも気軽に実践できると思います。
売買ルールの説明の前に、使用するテクニカル指標について解説します。
使用するテクニカル指標は以下の2つです。

Sniper's

複数の指標を組み合わせたライン状のテクニカル指標です。
「赤」 と 「青」 の2色で方向性を示します。

Heiken_Ashi

平均足をもとにした指標です。
ローソク足にかぶさっている 「赤」 と 「青」 のローソク足状のテクニカル指標です。

【売買ルール】

■メインの指標は、テクニカル指標の Sniper's です。

「青」であれば『買い』、 「赤」であれば『売り』 となります。
Sniper's の色が変化したタイミングで、新規ポジションを取ってください。
「青」に変われば『買い』、 「赤」に変われば『売り』 です。

■〔Heiken_Ashi2〕 はサブシグナルとなります。

〔Heiken_Ashi 2〕 が 〔Sniper's〕 と同色に変化したときに、その方向にポジションを取ります。

例えば、 〔Sniper's〕 が 「青色(買い)」 だった場合は、〔Heiken_Ashi 2〕 が 「赤」 から 「青」 に変化したときに、『買い』 のポジションを持ちます。
〔Heiken_Ashi 2〕 は、〔Flash〕 に比べて変化が多いためエントリータイミングが多くなります。

≪注意事項≫

〔Heiken_Ashi_2〕 は、1分足が確定するまで、色は変化する可能性があります。
次の足が出て、足の色が確定するまでは、エントリーは控えてください。

■利益確定のタイミング

新規ポジションを取ったら、即座に約定レートに3~5pipsの利益を乗せたレートに指値決済注文を出してください。
この入力のスピードが取引成績に大きく影響を及ぼしますので迅速に行ってください。

もし決済指値入力中に大きく利益が乗り、利益確定指値3~pipsを受け付けない場合は、成行決済して利益確定してしまいましょう。
さらに伸ばしてやろうと欲張ってはいけません。

■ナンピン

利益確定に至らず、 〔Heiken_Ashi_2〕 が反転したのち、再び新規ポジションを取れるサインを出した場合、ナンピンになってしまいますがポジションを取ってください。

2回までナンピンはOKです(合計3ポジション)。
ナンピンした場合も約定後すぐ3pips利食いの指値決済注文を入れてください。

■損切りタイミング

新規ポジションを取ってから 〔Sniper's〕 の色に変化が現れた場合、即ロスカットしてください。

もしくは新規ポジションを取ってから、10pips または20pips(20銭)以上逆行した場合も即ロスカットしてください。

『Sniper's 手法 』の 実 践 例

では、以下にロングの場合の実践例を上げますのでご覧ください。

① 〔Sniper's〕 が 「赤」 から 「青」 に変わったので、新規買い注文を入れます。
即3~5pips利食いの指値決済注文を入れます。(約定)

② 〔Heiken_Ashi_2〕 が 「赤」 から 「青」 に反転したので、買い注文を入れます。
即3pips利食いの指値決済注文を入れます。(約定)
このようにポジションを取っては利食いを繰り返していきます。

要は 〔Sniper's〕 と同方向に、
〔Heiken_Ashi_2〕 が変化した時にポジションを取るのです。

Sniper's手法

この手法は5分足も表示し、そちらにSniper's やHeiken_Ashi_2を取り入れて、現在のトレンドを参考に1分足で設定して取引すると勝率が上がる場合があります。

『Sniper's 手法 』 の 対 象 通 貨 ペ ア

『Sniper's』の取引対象通貨はドル円を基本としています。
ドル円を対象としているのは以下のメリットがあるためです。

【ドル円のメリット】

◆取引量が多く総じてスプレッドも狭くなるためコストが安い。

◆レートが一番飛ばない。

(例)他の通貨ペアだと10~20銭瞬時にレート変化がよくあるが、ドル円の場合、指標発表時以外でレートがそれぐらい飛ぶことはまれ。

◆3pips程度の変動はよくあり、 その利益を積み重ねることで一日何度でも取引チャンスがある。

◆ドル機軸の為替相場なので、やはり他のクロス円だと掛け算相場になりやすく、ドル円の変動幅に対してボラティリティの高い値動きになりやすいため、
リスクも大きくなる。

◎他通貨でやる場合は以下に注意しましょう。

◆スプレッドの小さい通貨ペアを選びましょう。
(EUR/USDやGBP/USDなど)

◆pipで見た場合の変動幅は総じてドル円よりも大きいため、利食い幅も3pipsではなくそれ以上の値幅をとりやすいです。
ただし、その分損切り幅も大きくした方が勝率は上がりますが、レートの変化も大きいため約定レートの滑りにも注意しなくてはなりません。

『Sniper's 手法 』の 売 買 時 間 帯

ここでは、取引時間帯とその説明をしていきます。
取引をオススメする時間帯は下記の3つです。

■午前8時~午前10時頃
■午後4時~午後6時頃
■午後9時~午前0時頃
では順に説明します。

【午前8時~午前10時頃】

これは東京の為替市場がオープンし、銀行などのメジャーな市場参加者が活発に売買を行う時間帯です。
したがって動きも出やすく利ざやが稼ぎやすくなります。
この時間帯を過ぎると、売買の玉が出尽くす感じになり、市場は閑散としてきます。
お昼頃になると、昼休みのためもあり値動きもあまりなくなりますので、
このような閑散さが続く午後は、取引を控えるのが賢明です。

【午後4時~午後6時頃】

午後4時頃から6時位の夕方は、この時間帯に欧州の為替市場がオープン、東京市場と同様に欧州の市場参加者が活発に売買を始めます。
為替市場の規模から言うと欧州、つまりロンドンが最大で、市場参加者も東京・アジア時間に比べると格段に多いということもあり、この時間帯の値動きはかなり大きくなります。

【午後9時~午前0時頃】

最後が、午後9時頃から真夜中までの時間。もうお分かりだと思いますが、今度はアメリカ・ニューヨークなどの市場参加者が活発に売買を始めます。
また、この時間帯は、欧州も午後の取引をまだ行っているため、一日の中では市場参加者の数が最も多いことも、
取引が活発で為替レートも大きく動く理由です。

≪注意事項≫

注意しないといけないのは、
重要な経済指標の発表が行われるのも、この時間帯が比較的多いことです。

これらの指標発表時には大きくレートが動き、取引量も多いため、FX業者によってはスプレッドが一時的に拡大、また相場も乱高下する可能性が高いため、
ポジションを持たずに様子見する方が賢明です。

上記の時間帯で比較的レンジが落ち着いた動きの場合に参加すると、一番好成績が出しやすいと思います。

<取引してはいけない時間とその説明>

◆ニューヨーククローズ~東京開始前(いわゆるウェリントン時間)。
これはスプレッドが極端に開く業者もあり、レートが飛びやすく危険です。

◆前述の指標発表前後でスプレッドが広がった状態では取引しません。
ポジション調整や思惑でレートが飛びやすく危険です。

<指標発表参考HP>

指標発表スケジュールに関しては、
下記のサイトがリアルタイムでよくまとまっているので便利です。
http://www.foreland.co.jp/marketreport/webapp.php/calendar/detail/

もしポジションを持ったままこれらの時間に差し掛かりそうなら、一旦クローズするのが無難です。

資 金 管 理

【資金に対するレバレッジのかけ方】

前提としてナンピンを含めた玉もすべて損切りした場合、総資産に対して5%以内の損失に収められるロットで取引するのが無難と思われます。

ただし、基本的に利食いも損切りも早く、取引を繰り返しできるので100倍以上のハイレバでもOKです。

戦略がはまった場合の資産増加スピードは快感ともいえる成績を残せます。

少ない資金ではかなりオススメできます(各個人のお金の価値観にもよりますが…)。
しかし、大きな資金の運用としてみた場合(想定1000万以上)、やはりレバレッジは5倍以内に収めておきたいところです。

使用するFX業者によって、成行の大量の玉に関してはスリッページが発生するという情報もあり、新規建てや決済は両方とも指値の方が良いかもしれません。

最大ロットは100万通貨程度までが良いかと思われます。

【増えた資金の出金タイミング】

勝率が非常に高いので、こつこつ増やしたい人には、毎日がお小遣いのような取引ができます。

ですので、取引ロットを増やさず、一定の総資産を超える度に出金というスタイルも面白いかも知れません。

名付けて、 『内職FX』 。たとえば10万円が取引口座にあり、常に1万通貨で取引をし、5千円プラスになるたびに出金するといった方法です。

複利効果は生かせませんが、勝率が良いので、ついついレバレッジを上げてしまい、最後に大損して後悔してしまいそうな方にはうってつけです。

Q & A

ここでよくある質問を紹介します。

Q.OCO決済は使わないのでしょうか?

A.テンキー入力で3pips決済指値するため、入力中に決済レートに届いてしまう可能性があります。
ですので、OCO決済ですと少なくとも2倍の入力時間を取られます。
機会損失を防ぐため、指値決済のみの入力をオススメします。
すばやく出来る方はOCO でも問題は無いです。

Q.ポジションは毎日持つことになりますか?
また、1回のポジションはどの程度保有し続けるのでしょうか?

A.サインの出ない日はほぼ間違いなくありませんので、ほぼ毎日持つことになります。
ただし、スキャルピングですので持ち越すケースはありません。
また、1回のポジションはほとんどの場合、1分~5分程度で決済できると思います。
長い場合でも30分以上かかることはほとんどありません。
ちなみに、同時に保有するポジション数は最大3ポジションです。2回ナンピンします。

Q.1日のエントリーのチャンス(回数)はどの程度発生しますか?
また、毎回決まったロットでエントリーするのですか?

A.日によってことなりますが、少なくとも60回程度はあると思われます。
また、全ポジションがクローズされるまでは同一ロットにしてください。

Q.取引通貨量や損切りレベルを自分で設定することは可能でしょうか?

A.可能です。取引通貨量は各個人の資金力と取引業者の約定能力に依存します。
損切りレベルは経験上最適と思われる-20pipsでルール決めされておりますが、
各自のスタンスで変更してもらっても構いません。

Q.このシステムが弱い相場状況はどんなケースの時ですか?

A.10pips前後の極狭レンジの時に損切りが少しずつ発生する時は、損切りが重なる
ケースがあります。

Q.含み損が大きくなり過ぎることはありませんか?
1回のストップで利益が大きく飛び、一度に大損をする心配はありませんか?

A.テクニカル指標による損切りか20pips逆行で損切りするので、大きくなりすぎることはありません。
損切りが続くようなこの戦略が合わない相場環境の時は無理にトレードしない方がよいでしょう。
また、最大損切り幅が決まっていますので、一度に大損することはありません。

重要指標発表前後はレートが飛ぶので、トレードをしないよう注意してください。

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