ナンピン手法

トレードルール

「FXナンピン手法」ではレバレッジを1倍で行うため、買い増しのリスクが軽減され、損切りをしないルールが有効に働きます。

さらに通貨ペアもリスクの低いペアを選択し、将来的な円安方向への確実な戻りを前提としたトレード方法です。

①レバレッジ1倍の資金で規定の通貨ペアを選択し、裁量でロング(買い)を仕掛けます。
この時のエントリーポイントは5分足や1時間足のMACDのクロスを参考にするのも良いですし、NYダウやFXの経済ニュースなどを参考にするのもポイントです。
ロングする位置はそれほど重要ではありませんので、思い描いた位置でエントリーをして下さい。

最初のエントリーでは+50pips以上でのエグジットを目指します。
・USD/JPYは基本的に50pipsで利益確定します。
・AUD/JPYは50pips又は75pips又は100pips又はそれ以上で利益確定します。
・NZD/JPY・CAD/JPYは50pips又は75pips又は100pipsで利益確定します。

次にエントリー方向と反対に価格レートが動き出した際の2回目のエントリーは、▲50pips以上(下記の<ワンポイント>を参照)で買い増しを行います。

<ワンポイント>

・USD/JPY・NZD/JPY
買い増し資金が5回以下の場合は75pipsから100pips以上で買い増します。
買い増し資金が6回以上の場合は50pips以上が基本となります。

・AUD/JPY・CAD/JPY
買い増し資金が5回以下の場合は150pipsから200pips以上で買い増します。
買い増し資金が6回以上の場合は100pips以上が基本となります。

価格レートの下降方向に対して、一定の位置でルールを元に買い増しを繰り返します。
最初に購入した時と同量の通貨を買い増して、購入平均コストを引き下げて、利益を得やすくします。

②買い増しを仕掛けた後のエグジットポイント
エグジットポイントは3種類あり、状況によって判断します。

A.相場が一定の水準を推移する場合は1回目のエントリーポイントに戻る位置です。

エントリーポイント

1が最初のエントリーポイントで、その後2・3と買い増しました。
○の位置は1のエントリーポイントであり、この部分で指値又は成行で全て決済します。
もしくは2と3を決済し、残りの1だけを保有し、+50pips以上まで利益を伸ばします。

B.値動きがレンジ相場を行き来する場合は3が2に達した時点で決済します。
次に2が1に達した時点で決済します。
つまり、一つ前のエントリーポイントへ届いた時に指値又は成行で決済します。

レンジ相場

3から2に到達し、素直に2から1に到達するとも限りません。
2から3に再度下降した時は、3で買い増し、2に到達で決済します。
C.値動きが下降相場に変わり、長期的に上昇が期待できない時。
各国の景気要因や長期的に上昇が見込めない時は2の位置で指値又は成行注文で全決済することにより±0pipsが可能です。
保有していた日数分のスワップはプラスになるため、無駄ではありません。

さらに2の地点以上ではどこで決済しても利益はプラスになります。

利益

安定した位置でのエントリーポイント。(2010年現在)

・USD/JPYでは93円以下が安心して買い増し出来る範囲です。
特に91円以下は最も安心して買い増しが可能です。

為替レートが円高に進むほど輸出企業への影響が懸念されるため、日本政府が円高けん制に入るためです。ただし、口先介入や単独介入では一時的な効果しかありませんが、90円より下は抑止力として働きます。そのため90円以下は底が堅く成ります。

・AUD/JPYでは83円以下。80円以下。76円以下と安定した買い増し範囲です。
ただし、サブプライムの様な要因が二度と起こらないとも限らないのでレバレッジは1倍にすることが重要です。
豪ドルは金利が高いためマネーが集まりやすく、さらに資源国通貨は将来に渡って需要があるため、今後の上昇に期待出来ます。
ただし、ネガティブ要因が重なると一気に資金が引き揚げられますので注意も必要です。

・NZD/JPYやCAD/JPYはサブとして使います。
USD/JPYやAUD/JPYで良いエントリーポイントが無い時のみ利用します。
CAD/JPYは90円より下、NZD/JPYは68円より下が安心出来る範囲です。

(上記は一例であり、参考としてお使い下さい。)

③エントリー・決済は、指値・逆指値注文・IFD注文も活用します。

指値・逆指値注文・IFD注文を使えば、エントリー・決済・買い増しを自動で行うことが可能です。上手く活用すると、トレード幅が広がり、効率良く利益が出ます。

「FXナンピン手法」のルールに沿ってお使い下さい。

・指値注文・・・希望価格を指定して注文を出すこと。

指値注文

・IFD注文・・・一度に二つの注文を出して、最初の注文が約定したら二つめの注文が自動的に発動される注文方法です。

IFD注文

<例>エントリー後に、100pips上に指値決済注文を出しました

<例>エントリー後に下降したので、買い増すために100pips下に指値注文しました。

<例>下降すると思ったので、100pips下にIFD注文を入れました。

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